スケルツオ2番レッスン記 その1 [スケルツオ2番]
バラ4のレッスン記、しなくてはいけませんが、新鮮なうちにスケルツオ2番を記録しておきます。
雨のなかせっせと自転車で行ってまいりました。坂道の上りは自転車を押して歩くので傘が使えず、びしょぬれの「ぬれねずみ状態」です。
コートを脱いでお部屋に入ると、またー!
ショパコン経験の先生!!(もうこの際、フレデリクと呼んでおきましょう。)
ぎょぎょー。
そしてクララ先生も登場です。
おもにフレデリク中心に今日は二人がかりでした。とほほほ・・・。
私の作る緊張の空気の中、仕方なく弾き始めました。まな板の鯉です。
ところてん、ところてん・・・
途中一番の山場の右手上ったり下がったりの8分♪ですべりましたが、ひとまず、一通り弾き終わりました。
沈黙^・・・いやーん!!
「うん、まあ、積極的に弾いてますね。」
といいながらもフレデリクは言いたいことがたっくさんあるお顔でした!
ところてんの弾き方から。ショパンもここが一番難しいと弟子に教えていたとか・・・。sotto voceの意味は?と聞かれました。皆様おわかりですねー。
そして拍子のとり方。3拍子の1小節を1拍と数え、4小節でひとまとまりととらえるとのこと。そうだったのかー。漠然と1小節を1拍で数えてはいましたが、4拍でわりきれるそうです。そう明確には知りませんでした。(とぼけすぎ?)
クララ先生いわく スケルツオの特徴をきちんと出さないといけない。
フレデリクいわく 両極端な要素が入ったピアノの特徴がよく出た曲であるとのこと フォルテとピアノとか、強さと柔らかさとか・・・。うーんなるほど。
ということで 冒頭の部分からもう一度。
ところてん、ところてん ひそやかに・・・指の先のほうで弾き、べたっとならない。
ジャンジャーン ジャージャ、ジャ、ジャン
あれ?これはかおるさんのブログ?
最初の和音は痛いくらいの強い音、次の4つも強めだそうです。次の4つはクレッシェンドで以前教わりましたが、却下!やわらかくぼよーんとなってしまうので。
はい、次の右手、ファからドドッと降りてくるところ(49小節目)は、「安全に弾かないこと」。
ピアノフォルテ「でもー、ここは失敗の確立が大きいんですよー。」
フレデリク「ちゃんと親指を決めたらいけますよ。ファは痛いくらいの強い音です」
左手は弾むように。指使い、ジュン先生にならったものを今度は横からクララ先生に直されました!(横のピアノにはフレデリク先生、私とフレデリク先生のピアノの間にクララ先生という位置関係です)
53小節目 49小節からの激しさと対照的にピアノで小さく弾く
65小節目 はい、左手のアルペジオ登場ですね。らせんというか葉巻型の動作で弾くこと。バスの音を鳴らしたら、鍵盤を這うように下に回して上を通って戻る。
楕円を描くようなイメージでもありますね。親指のほうで遠回りして弾くこと。
指の先ではなくべたっと置く事。(バス以外目立ってはいけないため)
ユンディの映像を見すぎてました。彼は指が長いのでちょっとイメージがちがうんですね。うーん、ここも改良せねば・・・。
という感じでお二人がかりで手取り足取りのレッスンでした。
大変にありがたいのですが、知恵熱が出そうです・・・・。
でもスケ2の新たなる1歩って言う気がしました。
ごまかさずに真正面から取り組んで、いつかほんとに納得の行くものに仕上げたいとあらためて思いました。
「ところてん、ところてん・・・」にnice!
ますますショパン弾きたくなりました!山猫さんのところではコメントをありがとうございました。娘の先生には「エキエル版が良い。」と言われました。(パデレフスキー版も良い、とおっしゃっていましたが。)
とりあえず、近所のお店にはエキエル版はノクターンしかなかったので、まだ購入していません。
家にある楽譜でがんばっているのですが(最近ドビュッシーに傾いていますが・・・)、「幻想即興曲」が結構弾けるようになってきました。やればできるんだな~と自画自賛!あとはワルツばかりですが、この私レヴェルでもスケ2は弾けそうでしょうか・・・?
お二人の先生の手取り足取りのレッスン・・・うらやましいですね!
by Cecilia (2006-03-07 17:02)
Ceciliaさん、幻想即興曲、わたしも譜読みだけはしてますが、きれいにつぶを揃えて弾く段階にいかないです。相当指を鍛えないとなかなか難しい曲ですね。でもやりがいがありますね。是非仕上げてください!
しかしソネット重いですね。他のブログは直ぐ出てくるのに・・・。引越ししたくなりますよー。
by ピアノフォルテ (2006-03-07 22:19)
ピアノフォルテさんのスケ2、ますます進化している感じですね。
こちらもワクワクしてしまいます。是非、新たなる一歩、大きく踏み出して
くださいね。
by 元山陽ちとせ (2006-03-08 01:29)
スーパーピアノレッスン、お疲れ様です!
おお!まるで私のブログのよう・・・(笑)
冒頭の部分、昨日聴かせていただきましたが、すっごく良くなってたと思いますよ。迫力ありましたもん!かなり体力が要りますし、かなりしんどいですが、弾き続けて慣れるしかないんでしょうねーーー。楽しみにしています!(あ、プレッシャー?????)
by かおる (2006-03-08 18:56)
ところてん、ところてん、って何ですかぁーー?!と思いました(爆)フォルテさん面白すぎます。。ほんと、『ところてん』がよっぽどお好きなのかとさえ思ってしました(笑)
なるほど。。ところてんの部分は難しいのですね。。ところてんなのに。。二番の真ん中あたりは、キュンってします♪素敵な曲ですよね☆
by リョウコ (2006-03-08 19:13)
お見舞いコメント、どうもありがとうございました~!
今日からなんとか復活です!また練習再開しました♪
今日の記事は、とってもお勉強になります!
ピアノフォルテさんの演奏、さらに磨きがかかるのですね~!!!!
安全に弾かない・・・親指。うむむ。。。
53小節目 小さく。うんうん。
65小節目 は、葉巻・・・まだ音はずしてる私には、ちょっとまだ厳しい・・・
あはは♪ほんと、今日はかおるさんのブログみたい~(笑
by yu-ki (2006-03-08 19:27)
ちとせさん、進化できますかどうかー。解体後、後退の可能性もあるんですよー。泣
やはり基礎テクニックのなさはあちこちに響きますね。
by ピアノフォルテ (2006-03-10 09:14)
かおるさん、快いプレッシャーをありがとうございます(笑)
解体されてしまったカンタービレの左手のアルペジオのフォーム改造に非常に苦慮してます。ゴルファーやバッターがフォームを改造する大変さがわかるような・・・。間に合うのかしら・・・
by ピアノフォルテ (2006-03-10 11:39)
りょうこさん、「ところてん」って言いながらひくとうまく粒が揃うんですよー。違う言い方の方もいますが・・・。ユンディのスケ2の演奏も何度見ても「うまいなー」と思います。でも最近はドンミン君のスケ2の音に魅かれている私です。
余裕のあるたっぷりとしたスケ2ですよ。凄く参考になります。
あ~、貴志王子のスケ2、聴きたいなー。
by ピアノフォルテ (2006-03-10 11:43)
yu-kiさん、お元気になられましたか?
この時期は季節の変わり目で、体調を崩しやすいですよね。
左手のアルペジオ、焦らずに正しいフォームを先に身につけるが勝ちです。
音が取れるようになったらゆっくりと葉巻運動で弾いてみてくださいね。
バスを響かせてあとは平べったい指で小さく弾くようです。
言うのは易しきよし!???実際にするのは難しいです。
by ピアノフォルテ (2006-03-10 11:47)
確かに、ところてんの発音、ピッタリですね!“ろ”の部分は、ちょっと舌を巻く感じがいいのでは(笑)
ドンミン君のスケ2、聴いてみたいですね。。本当に、ユンディのスケ2はすごいですよね。。さすが! コンクールでは、ブレハッチ君も王子も、スケ2は弾かなかったですものね。。王子は、舟歌が一番好きとおっしゃってましたが、スケルツォ好きみたいですから、きっといつか聴けると期待してます♪
by リョウコ (2006-03-10 15:11)