夏の帰省日記 長野編 [子ども・生活]
お盆の始まる少し前には、私の実家長野に車で帰ってきました。
95歳の祖母が老人ホームに入り、顔を見せたかったし、
父も最近めっきり歳をとって
いろいろ心配事が重なっていました。
母も、祖母と父のことでかなりストレスをため込んでいる感じでしたので
愚息の顔を見てもらって少し気分転換してくれるといいなと思いました。
行った日は、小布施に足を延ばしてちょっと変わったホテルにみんなで泊りました。
大きな蔵を改造しモダンなホテルの部屋になっているんですよ。
部屋の中はこの外装とはうって変わって、モダンなベッドルームに50インチの大画面のテレビ!
お風呂も大きな水槽みたいで、びっくりの大きさでした。
こちらも一休コムから予約しました。
宿のすぐ近くのメタセコイヤの大木。
小布施の町並は整然としていて凛としたものが感じられます。
小布施は栗の里として知られていますが、
葛飾北斎が晩年ここの豪農・高井鴻山に世話になりつつ、
絵をたくさん残しています。
北斎館も見学してきました。
80代の作品がたくさん!!
江戸時代なのに長生きなうえに、すごい創作意欲ですよね・・・
色彩もとても魅力的で、すごい才能だなあ~と思いました!
朝ご飯はすぐ近くのイタリアンレストランで、イタリアンオムレツをいただきました。
卵にはカポナータが混ぜ込まれていて、すごくおいしい粉チーズが振ってあり
香ばしいなあ~と思ったら、オーブンで焼くのだそうですよ。
うちで真似してみようかな・・
小布施をあとにして、この日の夕方は
親子でいつもお世話になっているビストロ・クエル・ド・クエルで
「夏夢コンサート」という発表会の企画に参加させていただきました。
中学のころから一家でよく食べに行かせていただいているレストランなんです。
ここのオーナーご夫婦とはもうずっと仲良くさせていただいていて
年に一度は必ず食べに伺う大切な場所です。
ここにはヤマハのグランドピアノがあり、
プロのピアニストや音楽家の方のコンサートがよくあるのですが
今回はここのマダムのオリジナル企画で、素人の参加者です。
幼稚園のお子さんから高校生、そしてかなり年齢が飛んで(笑)、わたし・・です。
後ろから撮ったコンサートの様子。
私はなんとプログラム一番でした!
そういえば・・
ピティナのグランミューズの時も朝9時半から、一番だったからいいかな・・
今回「バラード4番」を人前演奏の練習に弾こうか・・と思っていたんですが
レストランという空間と、このあとお子さんも何人も演奏されるし、お食事もあるので
もっと軽いものにしました。
初めてさらったショパンのノクターン2番 op.9-2と
モー先生のK330 1楽章。
ノクターンはちょっと前に一度フレデリク先生にレッスンしていただいて
目からうろこ。この曲もやはり奥が深いですね。
楽譜を見ながら演奏したんですが、落ち着いて事故なく弾けました!
とはいっても2週間くらいの練習期間だったので不足の部分はいろいろあったと思います。
K330は・・・結構長い間練習しているはずなのに、事故が2,3か所発生。
止まらないで弾きましたが反省山盛りです。
やはり、先生に見ていただいたらよかったかな・・・
でもショパニスト関西に入会してから、
ずいぶんオフ会でいっぱい人前練習をさせていただいてきたせいか
ほとんどあがらなかったんですよ~。
いや~、自分でもびっくりです。
聴いていただいたのがオーナーさんやうちの家族を含む、
ご家族連ればかりというのも
気分的に楽だったのかな。
息子も2週間の付け焼刃練習で弾きました!
モー先生のK545、1楽章。
4年くらい前の発表会で割にうまく弾けた(本人なりに)曲です。
家で数年ぶりに練習して行くうちに思い出してきて、
直前にはだいぶまとまっていたんですが・・・・
本番はやはり魔物。
途中勝手に左手を作曲したりしてましたよ。笑
いい加減な愚息ですが、モー先生のスケールやトリルは私よりずっと上手に弾きます。
小さいころからの先生の指導の賜物なのだな~と今頃に感謝してしまいます。
これを機会にまた習ってくれたらいいんですが、そのつもりはないみたいですね。はあ・・
演奏者には参加のご褒美にエスカルゴなどのお食事がいただけました!
このお店のお嬢様「マドモワゼル・ミホ」のセンスの良いデザートです。
ミホちゃんはパリのコルドンブルーのお菓子学校を優秀な成績で卒業し、
今もフランス大使館でのお手伝いもしながら、このお店のパティシェをされてます。
木のサブレがなんともかわいい!
この日はパパと私の両親も、息子と私の演奏を聴いてくれて
少しは親孝行もできたのかな・・と思います。
何だかもしやマダムは、この企画は私たち家族のためのものとして
ずっと温めてきてくださったのかな・・なんて勝手に思ったり・・
マダムには心から感謝です。
そして親が私に小さい頃ピアノを習わせてくれたことにも、いまさらながら感謝です。
夏の素敵な家族の思い出ができました!
2010-08-15 16:02
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コメント(4)
姫~
親たちが年齢を重ねると、いろいろと心配事が増えますね。
離れていると尚更と思います。
お母様は姫一家に会われて、気持ちが晴れたのではないでしょうか。
それにしても、旅先で演奏されるなんて
モーツァルト家のようですね♪
by Halumi (2010-08-16 07:33)
Halumi姫♪
自分がもうだいぶ歳なのに、親はいつまでもいてくれるような気になってましたが、いろいろ考えを改めないといけないなあ~と感じた帰省でした。
若いころはほんとに守られていたんだなあ・・とつくづく思います。
モーツアルト一家ですか!恐れ多いデスよ。
イタリアで歌って来られた姫には及びませぬ。
by ピアノフォルテ (2010-08-16 09:37)
うわ~、素敵空間ですね♪いいなぁ、こんなとこで弾けるなんて。
うん、そうなんですよね。一般のお客様が多いと、やっぱりバラ4とかよりもはぶてるさんの選曲のほうが絶対に喜ばれるんですよね。あまり時間も無かったと思うのに、あっという間に2曲用意されたなんて、さすがはぶてるしゃん♪・・有名曲って、2曲ほど常に弾けるようにしとくといいんでしょうねぇ、こういう時に。
息子さんも、華麗に披露されたんですね。私の記憶では確か、とっても美少年!さんだったように思いますから、もうビジュアルだけでもステキだったのでは♪・・モテたい!とかいう不純な動機でもいいから、ピアノ再開してくれたらいいのに~・・ですな(笑)。
by すけきよ (2010-08-16 16:25)
すけきよシャン♪
このレストラン、とっても素敵なんですよ~。
ぜひ長野にも足を延ばして、食べに行かれてください!
(私を通して予約してくださいね~)
あ、ついでに演奏もしてくださいね。(マダムに言っておきますよ)
ノク2とK330の選曲、合格いただけました?笑
本当は3つ準備して、バラ4が行けそうならそっち・・とかも思ったんですが
結局当日私がプログラムの一番ということが分かって、この2曲にしました。
ノクターンは暗譜ができていなかったんですが、暗譜にはちょっと時間が必要です。(歳のせい・・)
暗譜でササッと有名な曲がミスなく弾けたら理想的ですよね。
今そう言われても、暗譜OKはバラ4とK330。あとはレッスン中のコンチェルトの提示部・・くらい。これでは役に立たないですよね~。笑
この日、プロのピアニストさんがデザートの時間にミニコンサートをされて、オールショパンプログラムでした。
アンコールに「別れの曲」を弾かれていて、素敵だにゃ~と思いましたが
暗譜でのレパートリーにするには10年くらいかかりそう・・・
息子、「もうピアノはいいです」って、演奏後のインタビューで言ってました。がくっ。涙
by ピアノフォルテ (2010-08-16 22:05)