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ピアノ調律とべトベンレッスン記録 [ピアノのレッスン]

先日いつも来ていただくAさんに、グランドを調律、一部調整していただきました。

まずは調律から半年経っているので音が狂ってて気持ち悪いです。
それとウナコルダを踏むと、2音、音が重なるところがでてきてしまいました。
鍵盤が動きすぎるのかな・・

あとは低音でダンパーを踏んで戻した後に、
なぜかある音だけが残るという気持ちの悪い事態が・・・

ということで、弾いていて我慢できなくなってしまったので、
お財布は非常に厳しいのですが来ていただきました。

Aさんは問題点の原因を探り当てて、的確に調整してくださいます。
いろいろ教えてくださりとても面白かったです。

いつも思いますが
ピアノって精密機器みたいですよね。
一つ一つの細かい部品がしっかりとその働きをしていないと
変な音が出たり、響きが悪かったり・・・

ちゃんとしたかかり付けがいないとよい状態が保てないですね。

調律もきちんとしていただき、響きが良くなった気がします。



調律後お話していたら、Aさんの一押しピアニストは
小菅優さんなのだそうです。

いま、いずみホールで6年かけてのべトベンソナタ
全曲演奏会に取り組んでいらしゃるそうです。

げっ!べトベン全曲!!!?

凄い女性だなあ・・・若い方なのに。

あんな頑固でかちこちの男性が好みなんて。
(おいおい、あんた知ってるの?)

とりあえず、ちょっと注目してみたいと思います。

6番もう弾いちゃったかなあ・・・

「あ~、これもいい曲なんだなあ。こう弾きたい!」
という演奏に出会いたいものです。(わがまま)

いやなんですが、笑、とりあえず毎日ちょっと練習してます。

で、年末のレッスン記録を書いておかないと・・・



レッスン室に入ると、大学生がどうも試験に向けての補講を受けている様子。
レッスンの曲はなんとべトベンソナタ5番です。笑
続き番号でうけるのか~~。


前の学生さんのレッスンが終わり、私の番になって早々に先生に
「お酒の好みと一緒です。ビールが好きと言う人もいれば焼酎を飲まないという人もいます。ワインだけしか飲まない人もいますし・・・」
と断言。

だからべトベンは好きじゃないです。はい。
後期のソナタはいいな~と思うところが部分的にありますが。

と、いろいろ言い訳して
弾きましたが、いい訳したからと言ってうまく弾けるわけがない。

あちこち間違えました。爆

で・・いろいろソナタのことを講義していただきました。

文字で言えば活字体の音楽。
思想的には、理性を重んじる時代。
ハイドンやべトベンはメロディーの美しさというよりは、
・リズム
・強弱
・モチーフの展開
など、構造的な面白さを持つ曲が多い。
そして弾き手がその面白さを引き出して弾くものである

とのことです。

ここはこのメロディーの展開、とかここは逆さにしているとか、
左手に主題が出ているとかいろいろ教わりました。

やっぱり同じメロディーをちまちまと使い回ししてケチケチしてるなあ・・
ショパンみたいにあっと言わせるような展開はないわけ?

ところで、ここでモチーフを動機と日本語で言いますが、
私はこれがなんか訳がおかしいと思って先生に聞きました。

部分動機とか言ういい方もしますよね?
主題のメロディーの単位とか、その一部、とか言ってよ、って思います。




動機って最初に訳したの誰だ!怒



わかりにくいんだよ^~~。怒




合わない作曲家をしていると怒りっぽくなります。

とりあえず、曲の構造が少しわかったところで、
家でそれを意識して練習しようと思います。

次は2楽章も持ってくるようにとのことでした。
2楽章の和声はとっても温かくて好きです。

ルードウィッヒ、たまにはいいところもあるんやね・・・笑

そういえば・・・・
長野の実家に昔からべトベンのデスマスクが飾ってありました。

お座敷の柱の上のほうにかかっていて、
ごく当たり前にそれを眺めていたんですが・・

ある日小さいいとこが家に遊びに来て、
そのデスマスクを見て
「怖いよお~~~~~!」と泣き出し、
いとこがいる間はデスマスクに白い布がかけられました。笑

今思いますと、もしや私の父はべトベン大好きなのかしら・・・


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Hidekiyo.F.Metastasio

先日はコメント有難うございました
返コメさせて頂きましたが
ショパン自身もベートーヴェンを弾くのが苦手のようでしたね

僕は先日引越しをいたしました
一応住所は http://hidekiyo-f-metastasio.blogspot.com/

これからも素敵なご活動を!
by Hidekiyo.F.Metastasio (2011-01-08 17:25) 

ピアノフォルテ

Hedekiyoさん
ブログ拝見いたしました。
あたらしい時代を予感させる組み合わせですね~。
邦楽の世界もどんどん熱くなっていきそうですね!
拝聴してみたいです。
by ピアノフォルテ (2011-01-10 00:01) 

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