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 その3 [ショパン]

トミ子さんがブログを読んでくださってるので気を良くして次に行きます!笑
ホントはもう誰も読まないだろうなーと思いつつ、
とにかく自分のために記録しておかねば、と思って書いていたのですが、嬉しいなー。


始めのフォルテの和音、ショパンの告別の覚悟を込めて。
とにかく最初の数小節を、堂々とmaestosoを意識して集中して弾きました。
先生にも何回も言われていた注意を思い出して。






次の上から降りてくる16音符は実はかなり苦手。
でもホールの響きに助けられて何とかなったと思います。

口上の部分が結構うまくいきました。
さてあとは歌います。
ショパンがなにか話しているような気がするこの部分、気持ちを込めて・・

流れが止まらないように、第1テーマは常に第2テーマに向かって弾く。
遠くの人にも全体像が見えるように大きな流れを大切に。

レッスンで言われたことを次々思い返しつつ、弾いているとオケの心地よい響きに気持ちが高ぶります。

なんて重厚で気持ちのよい美しい響きなんだろう・・・

ほんとに素敵なオケの響きでした。

息子のピアノの先生に「コンチェルトってどんなかんじでしたか?」ってお尋ねした時

「ふわふわの大きなお布団の中に乗っかってるみたいな感覚だったかなー。」

っておしゃってましたが、そんな安心感すらあったかもしれません。

とは言うものの、緊張もしていましたし、
ミスタッチ(というかもともと上手く弾けないところ)もちょこちょこありました。(汗)

そんなこんなで提示部は終了し、オケのtuttiに橋渡し。

オケの演奏をピアノの位置で聴いてると、ほんとに夢のようです!

重厚で見事な調和は普段聞き慣れてるワルシャワフィル以上でした。

さて、展開部のピアノパートに入るところで指揮者を見たら・・・


満面の笑顔です♪爆


気を使ってくださってるんだなあ、と嬉しくなりました。

カンタービレから少しテンポの上がる難所。
CDなどよりテンポは緩めです。はやくすると崩壊しちゃうので。

指揮者の方へ演奏前に予め
「走り過ぎてたらテンポを抑えてほしいが、ゆっくりになってる時はそのままにしてください。」
と通訳の方にメモを渡していました。

その通りにしてくださるので、とにかく自分がオケにテンポを合わせようとする必要が全くありません。
とにかくマイテンポで弾くと、それに優しく寄り添って美しく絡んでくれるんです!!
タイミングはほとんどちゃんと合っていたと思います

自分にとってかなりの難所を何とか切り抜けて、展開部のラストに向けて盛り上がっていた時、
あちゃ~!!

左手が落ちてしまいました。今まで一度もそういうことが無かった箇所です。

右手だけで何とかヘロヘロでもつないでtuttiに。

思わずマエストロに

Sorry!! と言ってしまいました。

マエストロは平気なお顔でした。

一旦そこで、演奏を中断し、途中をカット。

そして再現部のカンタービレ部分からスタートです。

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コメント 2

SUZU

こんばんは!!

ここまで読ませて頂きました~♪
いや~、大変だったことも含めて素晴らしいご経験ですね!
プロを目指す方々の中で、強い気持ちを持って臨まれた
はぶてるさん、とっても素敵です!
「難所」も無事こなされて、ホント尊敬です~。
緊張の中にも、この夢の舞台をしっかり堪能していらっしゃって
想いのこもった演奏はきっと素晴らしかったことでしょう。

ワタシ、後悔しちゃうだろうなと思ったのですが、
そんなハイレベルな場所で、演奏も気持ちも、
全然準備できないままオソロシイことになっていたに
違いなかったとわかったので、
ホッと胸をなでおろしました(笑)

(続きも楽しみにしております~)

by SUZU (2014-09-03 20:35) 

ピアノフォルテ

SUZUさん 
ありがとうございます~。
久々に書き綴ってみました。笑 

難所をこなしたというものの、音色やアクセントなど突っ込みどころ満載です。(-_-;) 
人生最高の記念なので、嬉しくてもう何回も動画見てるんですが、回数重ねて見てるとどんどんあらが目立ってきました。爆
SUZUさんもその場に来たら、どかーんと弾かれていたのでは・・ご一緒したかったですよ!
by ピアノフォルテ (2014-09-03 22:42) 

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