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バラード4番 レッスン3回目 その前に・・ [バラード4番]

 元気の出ないこの頃でしたが、レッスンには辛うじて行ってました。すぐに記録できなかったのですが、今から思い出して書きます。ビール片手に、鍋にはスープ煮込み中、しかもピザも焼いているところで、超「ながら」ブログ更新中です。主婦もなんだか忙しい年末です。

さて前回までの2回で、冒頭の前奏の7小節までしか進まないというのろまのカメですが、今回は・・・

めでたい!やっとテーマのほうに入ることが出来ました!

弾き始めて、前奏の部分にまた時間がたくさん使われるのかなーと思っていましたら、 「次行ってみよー!」(長さんじゃないって)

テーマの部分はコルトー先生の楽譜では一つ一つ押すように弾くんだったかな、 と思って弾きますと、「そうではないですよ」とクララ先生。

テーマの右手はフレーズをひとつのまとまりとして、手で円を描くように (まん丸にはなりませんけど)弾いていくんだそうです。そして、同じ旋律でも、 それぞれにお父さんのいろいろな気持ちが込められているということを教えてくださいました。 それぞれのフレーズにそのときのお父さん具体的な感情を込めて弾くのです。

ここで、「お父さんって?」という方もいらっしゃると思います。

このバラ4にはポーランドの詩人が作った詩・3人の息子とお父さんの物語が 土台にあるといわれているそうです。 コルトーの楽譜にもそのことが触れてあります。 ショパンが完全にその物語をベースにしたというよりも、その物語に着想を得たということのようです。

この記事ではそのお話を以下コルトー版の楽譜から引用しておきます。

ローベルト・シューマンはショパンの口から聞いたことと断った上で、 これらのバラード(4つ)は彼の同国人で祖国ポーランドの栄光と勇気を あまりに大胆に歌い上げたがために、ロシア人によってポーランドから 追放された友であるアダム・ミツキエヴィッチの詩を読んで霊感を得た、と述べている。

バラード4番                                          ,

ブドゥリ家の3人 、即ち3人の兄弟は彼等の父の命を受けて、

最も素晴らしい財宝を見つけるために、はるばる遠征に出かけた。そして冬になった。

 父は息子たちが戦争で死んだと考えた。

 ところが吹雪の中、めいめいが順次戻ってきた。しかも3人とも唯一の戦利品として許婚を連れて・・・・・。

(「バラード」編者アルフレッド・コルトー、訳八田惇、全音楽譜出版社より引用)

こんなお話のようですね。ショパンの愛国心がバラードには色濃く表れているのでしょうか。

コルトーの解説では、たんにこのお話からは着想を得ただけであり、 「北国の郷愁の雰囲気を取り入れただけ」と述べています。


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コメント 1

かおる@ネットカフェより(笑)

そうなんですよね。バラードには土台となる物語があるんですよね。1番の物語を知ったときには「イメージじゃないなあ」とちょっとかくっときましたが、物語そのままを曲にした訳ではない、と知って安心しました(笑)

バラード4番を練習されているなんて!すごーーーい!!!私なんてとてもとても・・・。練習風景に興味がありますので、どんどん公開してくださいね!
by かおる@ネットカフェより(笑) (2005-12-26 21:19) 

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