小さなドラマ

先日ﾌﾞログで書いた息子の野球の試合、１回戦は大差で奇跡の勝利でした。
こんなに強かったっけ？ッて首をひねるほど、点が入って、親もびっくりです。

そして、２日ほど雨で流れた２回戦。
子どもたちも今か今かと練習後、バッティングセンターに行ったり、
屋根のある場所で練習しつつ
この日を心待ちにしていたようです。





今日も応援に行って参りました。
普段滅多に行かない南の方の小さな球場です。
息子のいるチームはみな勉強はよくできるけど、試合では経験不足の弱小チーム・・・
だと思っていました。
でも今回の１回戦で自分たちはいけるかも・・・と思ったメンバー。
２回戦はほんとに気合が入っていました。

相手チーム・・・
むむっ。
背が高い子ばかり！！
しかもチーム全体でほんとに絶えず声がよく出ています。
ピッッチャー・・・球はやい！！！
エースじゃないのに！
試合経験も多そうなオーラがあります。

なので１回戦の裏、相手が攻めているとき
「あ～～～～、なんか実力の差がありすぎて滅多打ちされるかも・・」
という気持ちがよぎりました。

ですが！
１回からよく守りました！
何回もランナーは出すものの、かろうじて３アウトを取っています。

それどころか、なんと先制の１点をわがチームが取ったんです！！
息子の送りバントが成功して先制の１点につながりました。親ばか

この展開はありえない・・・

強い相手に必死に食い下がりながら、自分たちもぐんぐん上手になっていく・・・
そんな風に見えました。
１回ごとにみんなが成長しているような気がします。

しかし、後半で守っていた一点を同点にされます。
そうこうしているうちに最終の７回。
先攻のわがチームは守れば終了で、抽選に持ち込めるというところ。

最後の最後でランナーが２，３塁に。
１点が入れられてしまいます・・・・・・

その瞬間はなんだか無声映画のよう・・
見ている親のほうも、
「え？」
今ので逆転されたの？

あっけない負けの瞬間でした。





全員が並んで挨拶。
グランドの外にでて、着替えたり荷物をまとめるのですが・・
息子を始め３年のレギュラーの子達は座ったままうずくまって動かないんです。

「え？どうしたの・・・」
と見に行くと、
どうやら下を向いて悔しくて泣いている様子。

エナメルバッグを背負ったまましゃがんで止まっている息子の背中が
なんとも言えませんでした。

しばらく様子をみていたら、チームの子達みんなが
応援の父兄の前にきれいに横一列になって並びます。
そして帽子を取ってさわやかに
「ありがとうございました！」
と礼をします。
音頭を取るのは小学校時代から知っている誠。
途中でぐれかかった３年のキャプテンです。
今日はよくセンターから声を出してまとめていました。

ちょっとうるうるときてしまった母です。

こんなにがんばるとは思わなかった・・・
これが母の正直な感想です。
一方で子どもたちは幕切れのあっけなさに
何を感じたのでしょう・・・
悔しさをいっぱいに感じているのでしょうか。

すばらしい負けに乾杯！！！

新聞にもネットにも載らない小さな中学の公式戦の２回戦ですが
ぎゅっと詰まった子どもたちの成長のドラマを感じました。



さて、もういい加減、受験体制にはいってちょ。笑

コメント 12

初めまして！
遊びに来ました！
これからヨロシクお願いしま～す<m(__)m>

by aosima0714 (2009-07-22 18:07) 

青春やなー　（うるうる）

わしらも某ピアノコンペで青春してきましたがな（笑）


by たけちゃん (2009-07-22 18:45) 

aosima0714さん、どうぞよろしくおねがいします。
by ピアノフォルテ (2009-07-22 20:53) 

たけちゃん
いや～、野球なんてぜんぜん興味がなかったんですが
今回の応援で、プロになるために親子で夢中になる気持ちも
少しわかるような気がしました。
そしてチームプレイのなかで色々な気持ちを味わって
みんなが心の成長をしているのがすごくいいなと
思いました。
ほんとに青春ですね～。

コンペで青春？
あ～、たけちゃんはさらに大きなホールで
燃焼してくださいね！
by ピアノフォルテ (2009-07-22 20:59) 

これで息子さんの野球生活は一段落ですね。
負けとはいえ、強豪チーム相手に精一杯頑張って、
完全燃焼できたことでしょう。

この前の涙の理由は、野球とは別だったのかな？
by あっこ (2009-07-22 23:26) 

あっこさん
息子も切り替えようと思ってか、昨夜汚い部屋をきれいに片付けていました。
区切りをしっかりつけて、次の目標に向かってほしいです。
先日の涙は、公式戦前の練習試合でレギュラーをはずされたことで、公式戦にもしや出られないのでは・・・と心配と悔しい涙だったようです。
親が思うより、本人の野球に賭ける気持ちは強かったんだなあ、と思いました。
by ピアノフォルテ (2009-07-23 07:01) 

読ませていただいて、ウルウル・・・でした。
息子さんもピアノフォルテさん（応援）もお疲れ様でした。
きっと時が経てば、中学時代の大切な思い出になりますね～。
by あひる (2009-07-23 09:55) 

夏は野球！ですよね。息子さん、とてもいい経験なさったんですね・・。もちろん、何事も勝ちや成功を目指して頑張るものですが、負けた時のほうが学ぶことが多いなぁ・・と思う今日この頃。あっという間にひっくりかえされてしまう真剣勝負、容赦ないけど私は好きです～。

近くの公園でチビッコ達が草野球やってます。ジョギングついでに、主人と「おお～、やっとるな～」くらいに見たりしますけど、まわりで見てる親御さんたちは手に汗握ってらっしゃいますね♪
by すけきよ (2009-07-23 11:18) 

あひるさん
賭けていた大きなものがあっけなく終わるのって
ほんとに悔しいのだろうなあ・・と思いました。
でもこれも人生ですねえ。
よい経験です♪

by ピアノフォルテ (2009-07-23 21:10) 

すけきよさん
夏は野球ですね！！甲子園は更に暑そう・・・
はたから部外者としてみているのと、中の立場で見ているのと
温度差大の世界でした。笑
一緒にはらはらするのも親の楽しみかもしれませんね。

by ピアノフォルテ (2009-07-24 10:46) 

お疲れ様です。
野球、好きです！！ニャンスキーさんはカープファンですよね～

感動しますね！！
点差がないと本当に悔しいでしょうね～

もう受験生になられるんですね。。早いですね。。
次は打倒、志望校ですかね！
応援してます！！
by 空色 (2009-08-04 19:10) 

空色さん
コメントありがとうございます。
お元気ですかあ～？

息子は今切り替えて毎日塾通いです。
でも本気モードになっているかはちょっと心配だなあ・・
でも充実した中学生活を送っていると思います。

by ピアノフォルテ (2009-08-06 15:15)