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レッスン8回目 ”しましまと掛留” [バラード4番]

 昨日はリレーコンサート終了以来の久しぶりのレッスンでした。

(そうそう、前回の7回目の記録を放棄してしまってます。ごめんなさい!)

スケルツオ2番をバラ4を途中に放って見て頂いていたので、、バラ4を先生の前で弾くのは久しぶりでした。

さて、昨日は雨にはふられず、桜の花があちこち咲いているのを楽しみながら自転車で先生宅に伺いました。この時期は肌寒いので桃色のコートが活躍。今日もそれを羽織っていきました。

先生宅に到着。レッスン室に入ると・・・

 

ベトベン先生の「熱情」の始まり部分のレッスンが白熱しています。レッスンされているのは・・・フレデリク先生!ギャー、今日もまた・・・・。

生徒さんは音大生らしき女の子です。

クララ先生も直ぐに見えました。まなこいレッスン開始!

弾き始めから妙に緊張しました。おかげであちこちとちりまくり、中間部のあたりでストップ。

あ~きょうは後半に行きたかったけど・・・とてもそんな雰囲気ではなさそうです。

さて、フレデリック先生のご注意は前回は途中部分から始まったのですが、今回は冒頭の前奏からチェックが入り始めました。もしやこれはフレデリック先生がずっと見てくださることになるのかしら・・・・

なので、私の記録もまた冒頭部分からに戻ります。以前クララ先生に注意された点から今度は1歩踏み込んだご注意が山ほど出てきました!たらり~ん!

さて、パデレフ版のほうの楽譜を一部分載せてみましょう。

以下フレデリック先生からの注意点です。

 

前奏部分

*弾き始めから8分の6拍子をカウントしてそれに乗って速度を変えずに5小節目まで弾くこと。速度はアンダンテでも動きのある感じ。さすらいの旅の感じを表現して。

 8分の6拍子は大きく分けて2拍子の仲間、3拍を1ととらえつつ、2拍子を意識すべし。4小節目の左手は大きすぎないこと。

 

テーマ

*7小節目最後の右手のド→やや大きすぎる。暗示するような感じの音ととらえる。8小節目 ドーファーは2拍子ととらえれば両方とも弱拍。(こういう意識が欠落しているわたしです)9小節目のミは強拍。

*13小節目テーマの2回目は1回目のより明るい感じに弾く。

*22小節目シーソーのソは弱拍。

*27小節目 言葉をはっきり言う感じに弾く

 

展開部 37小節目~ 左手の音の大きさ、質、響きを均一に保つこと。私の左手はムラガあって「しましま(!)」に聞こえるそうです。爆笑 

ここでトミ子姫と山猫姫の「シマシマクーヘン」を思い出してしまいました!

モ~、先生、はっきりおっしゃること!やっぱり、私の耳相当悪いです・・・。自覚がないんです・・・。

 

                 ↑シマシマ部分

51小節目 右手 シーラーは強拍→弱拍を特に意識して。和声からいうと、このシーラーのシはこの部分では不協音であるが、ラで和音のなかに溶け込む音となる(これを掛留・けいりゅうと言うそうです)紅茶にミルクを1滴たらすと最初は混じらないが、そのあとに調和するというような例えをされました。

へ~っ、和声の観点から曲をみていくと分析がわかりやすいのですね。勉強してみたくなりました。

                ↑掛留

この現象は曲の中にあちこち現れてるそうです。ラの音は指使いの関係で、私の場合、ちょっと飛び出ているようなのですが、これは紅茶の中のミルクが逆回しされて1滴カップから飛び出すような感じになってしまうとのこと。はい、弱拍にくれぐれも気をつけることにします。

しかしこの部分左手の和音も飛んでいるので、そっちにも気をとられるんですよね。汗

 

テーマのバリエーション

58小節目~  58小節目の内声の音がちょっと違っていたのを指摘されました。いかん!59小節目からのほうが盛り上がること。

このあたりは今まで弾いていた音が、あちこち違っているのが発覚。頭が真っ白に!

わたしがそんな状態なので、先生も十分な注意がしきれなかったご様子です・・・。あ~、毎日弾いていたんですけど、ぼけ~っと弾いていた証拠ですね。

72小節目~ 右手全体のスラーだが、中にもうひとつ2つづつのおとで小さいスラーをつけて弾くこと。

74小節~ 74小節目のペダルを76小節目で踏み替えないこと!バスの音をしっかり残して響かせるため。

 

コラール部分

80小節目~ このコラール部分はすんなり過ぎました。前回に手をふんわりさせて重みで鍵盤を押すようにいわれました。クララ先生はこの部分をコラール(祈り)と言われ、フレデリック先生は、パストラルと表現されていました。息子のさすらいの中の一風景というとらえ方なのでしょうね。

 

前回のレッスンではこの部分と次の100小節~の2と5の指使いの地獄の特訓?がありましたので「レッスンでしたが・・バラード4番・7回目」をご参照いただければちょっと触れられております。この2-5の重音の指使いテクニックはほかでも使える大切なものなので、是非マスターしてくださいと昨日もおっしゃっていました。水かきを鍛えなくちゃ。7回目の記録をブログ上にきちんと載せないと「なんのこと?」と思われる方も多いかもしれないですね。

あらためてトピックとして立てますね~。すみません!

長々と記録しましたが、皆様の参考になったでしょうか・・・受ける生徒のレベルが未熟なので・・・すみません!

このペースですと、バラ4を人前で弾けるようになるのは3年後くらいかなーと遠い目になってしまう私です。何枚もの大きな壁が目の前に立ちはだかっている・・・そんな気分で気が遠くなっております。でも、とっても素敵な曲なので頑張りたいと思います。

あ~、9月の舞台で弾くものがない!!

 

 

 


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コメント 4

山猫

フォルテ姫、お疲れさまでした~♪
おお!今回も「まなこい」状態でしたのね。ビッチビッチと跳ねてきましたか?
クララ先生、引退説?!と思ってしまいましたが^^;
もしやフレデリク先生も、クララ先生に教えっぷりを見られている「まなこい状態」なの?!
レッスンの濃い内容より、「シマシマ」部分が気になって!
シマシマ作るたびに、フォルテ姫とまだ見ぬフレデリク先生がよぎりそうです。

水かきは、お風呂でモミモミしましょう♪それかトレボ(爆)
by 山猫 (2006-04-05 23:05) 

トスカ

いや~丁寧な解説ありがとうございます。おつかれさま。
掛留音は「ためいきの動機」とも呼ばれます。バッハに結構出てきますよ。この部分は巧妙なカノンですね。
80小節目からは、私には舟歌に聴こえます。
by トスカ (2006-04-05 23:42) 

ピアノフォルテ

山猫姫、シマシマクーヘンで、フォルテばばのシマシマ左手!思い出してくださいね。あ~食べたいな~。程よい甘み・・・。よだれ・・・。
クララ先生は後ろにどーんと控えておられます。
私のひどい演奏に二人の空気がシラ~っとしているのを、痛いほど感じて切ない・・・。「バラ4をこんなに下手に弾くやつもめづらしいわね~」って言われてたりして・・・。泣
by ピアノフォルテ (2006-04-06 17:39) 

ピアノフォルテ

トスカ先生、Nice!ありがとうございました。
掛留ということばは初耳でした。先生はさすがにご存知でしたか!
舟歌・・・そうですね、どんぶらどんぶら揺られているような感じもします。
私は一番コラールがしっくりきますね。お父さんの息子の無事を祈る気持ちととらえると弾きやすいんです。
by ピアノフォルテ (2006-04-06 17:42) 

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