ギュッと詰まった1日 [バラード4番]
参加しているピアノサークルの大きな行事が終わりました!
憧れのホールでショパンの生誕200年をアマチュアながら演奏でお祝いしよう!
というコンサートでした。
参加者総勢45名、午後1時から9時まで、8時間の長丁場です。
今参加させていただいてるサークルはこんな人たちの集まりです。
ショパンを愛していて
ショパンの曲が最低一曲弾けて
ピアノを趣味で楽しんでいて
しかも自分の腕前を他人様へ披露してみたい
なんて思いを持つ方々が、ショパンへの愛を、演奏を通じて語り合い、
ショパンに対する理解を深める集いです。
↑これ、会の規約なんですが、以前HP作成時に
長老スタッフの方が平易な言葉で工夫して考えてくださり、
みんなでこれがよい、と決めました。
この規約とても気に入っています!
不肖私も
ワルシャワに行って、
ショパンの生家に足をのばし
ショパン像と向かい合って・・
私のショパンへの愛はいっそう強くなったので、
「皆さんの愛に負けへんで~!」と
自負しております。爆
とはいうものの、まだ全然曲に関しては勉強不足でいけませんが。汗
さて、運営側におりましたので、1年前から準備を始め、
細かい詰めはこの1カ月なかなか大変でしたが
とても勉強になりました。
管理人さんとステージマネージャーさんと3人でチームワークで乗り切りました。
お二人の能力の高さには脱帽です。
良いトリオだったと思います。
ほかにもいろいろな方にさまざまな係のお仕事をお願いしましたが
ほとんどの方がとても協力的に、快く引き受けてくださり
奇跡的に進行がスムーズでした!!
中には演奏の前なのにお仕事を振ってしまった方もいたんですが、
忙しいほうが緊張しなくていいから・・と言ってくださったり。
頭が下がります!
こういう時こそ、その人の品性が現れるんだなあと思いました。
東京のサントリーホールに匹敵する本当に素晴らしい劇場の小ホール。
ここを借りれるだけでもラッキーなのだそうです!
抽選になかなか当たらないのだとか。
プロのピアニストさんもたくさんここで弾かれている、凄く音響の良いホールなんですよ。
そんなホールで一般公開で行うのですから
とにかく運営をしっかりせねば・・・と思いました。
でも初めてのことも多くて、手探り状態での準備でした。
いったい、何をどう押さえて行ったら進行がスムーズにいくんだろう・・
そこで、エクセルで進行表作りました!
プログラムの時間割・舞台袖・受付・ビデオと写真・練習室とに分けて、
どこにだれを何時にどこに配置したらうまく行くか?
管理人さんやステージマネージャーさんと話しながら、何度も何度も書き換えて。
決めた後のお仕事依頼の作業がまた時間がかかりました!
それぞれに時間も仕事も違うので。
ずっと夜中パソコンに向かう私にパパが爆発!なんてことも。笑
あ~、バランス感覚が足りなかったようです。反省。
この運営をしながら、大学時代の卒業公演の準備を経験したことを思い出しました!
今はもうないんですが、私の母校は「虎ノ門ホール」で毎年卒業舞踊公演をしていました。
4年生は運営を全部全部任されます。
広報も音響も、照明の計画も、もちろん振り付けも、踊り手も!
舞台監督は院生の先輩です。
今思えば・・4年生の時の経験がかなり役に立った気がしました。
大学を卒業した時は、運よく内定をもらった企業にすぐ就職してしまい、
もう踊りなんて無関係!と思っていましたが、
人生どこで経験が役に立つかわかりませんね。
話を戻して・・
この日は一日頭がフル回転。
で・・なぜか足の小指がつってしまって全然治らないんです。
朝からずっと!
私は開演早々の最初のグループ12名の最後の演奏だったのですが、
その前に受付の机の設置をして、プログラムを出し、係の方に作業をお願いして
舞台リハをさせていただき、開演時には舞台で少しご挨拶をし、
あたふたしているうちにもう出番・・・
あんまりいろいろ考えて緊張している間がありませんでした。笑
でも足はつったまま。
メンバーの優しいお姉さまお二人、肩や首を揉んでくださったり、
「身体をあっためるといいよ、」としょうが湯をいただいたり、
「もしやビタミン不足かも・・」とみかんを舞台袖に持って来てくださったり!!
足をストレッチしたりもしたんですが、結局完全にはつった感覚がとれないまま
舞台に上がりました。
でも弾いてる時は忘れてました。笑
今回この舞台のために以前無謀にチャレンジしたバラード4番をもう一度
レッスンしていただいて、
今度はほんとうにちゃんと弾きたい!!と思ってやってきました。
3年前、地元の市民による演奏会で弾いた自分。
あの自分がほんとに不思議でたまりません。
まあ図々しくよく弾けたなあ・・と思って。
あの時は音色とかピアニッシモを大切にとか・・そういうことはあまり出来ていなくて
とにかく弾いた!という感じ。
今回はもう少し成長したいと思いましたが、
さて、出来はどうだったかなあ。
まずはミスタッチ。
2小節目でもうしてます。爆
左手のミミレレド~の歌をミミレドド^~と弾いてしまってもうダメだこりゃ^と思いました。
でも仕方ないので頑張りましたよ。笑
ピアノは音が凄く心地よく返ってくるピアノで
今まで自分がいろいろ弾かせていただいた中で最も好きなピアノでした。
調律はユンディお気に入りの調律師さんにお願いして、
ずっと舞台袖に待機までしていただいていました。
なんと贅沢なことか!
お客様にソネットブログを書かれているバラ4を同じく練習されている
konamiさんが来てくださっていて、
この舞台で初めてお目にかかれることになっていたので
konamiさんが一緒にバラ4の旅をしてくださるんだ~と思ったり
透明人間のフレデリク先生が横にいると思って、
前にいろいろ言われた注意を各場面で思い出しながら
必死で前進して行った感じです。
音色を聴く余裕もところどころはありました。
でも・・・
ずっと弾けずに、こけつづけていたコーダ前の右手と左手のユニゾンのアルペジオ!
また失敗。
あ~あ・・・
次のコーダの3度の重音も9つの♪ごとに
頭の音にスフォルツアントをつけたかったのですが
できなかったし・・・
ラストのほうは右手がもつれたり。
あ~あ・・・
まだまだです。笑
弾き終わっておじぎをして、
舞台袖に戻ったら・・・
舞台袖に集まっていた皆さんが拍手を送ってくださいました!
なんて幸せなひと時でしょう~!!
恥ずかしいやら、嬉しいやら。
弾いて良かったなあ~と思う瞬間でした。
その後、舞台では私より経験もレベルも数段上のメンバーの方々が
続々と名演奏をされて、
一般のお客さまからも「本当にアマチュアですか?」
とか、「最初から最後まで全部聴きました!」とか!!!!!
本当にありがたいことでした。
受付と舞台袖の往復が多かったので
実際にホールの中でゆっくり演奏を聞けたのはほんの数人分で
それがちょっと残念だったですが、しかたないですね。
終演近くのグループではお客様が少ないと悲しいなあ・・と思ったんですが
そんなことはなかったです。
それぞれのお友達やご家族も来られていたようで、
最後までお客様が多く来てくださいました。
無事終了し、楽屋やホールの見回りもしていただき、
ゴミを集めてくださっておうちに持って帰ってくださるかたも。
うちのサークルのメンバーはほんとによくできた方も多いです。
私の関係のお客様も、実家の親も含めて総勢20名近くいて
知人からお菓子やお花を頂戴しました。
感謝でいっぱいです。
ご近所さんの友人たちからは
「本当に良かった!またぜひ呼んでください。」とメールをもらいました。
そのうちの一人の友人は、この髪飾りを製作してくれた人です。
ちょうど舞台1週間前くらいが一番ストレスが多く、準備でパンク寸前に、
プチっと切れたこともあったんですが、
この日はほんとに幸せな一日となりました。
昨日は疲れで一日ドロドロ、今日は朝から仕事だったので
やっと今になって気持ちも身体も緩んできたところです。
でも・・
また数日後ステップに参加し、バラ4を演奏することになってます。
ほえ~~~~、どうなることやら!!!
アルペジオの練習を2万回!?かな。
おはようございます!
わぉ~、自分の名前が登場してドキドキしてしまいました。
あちらの方にも書きましたが素晴らしい演奏でした。
弱音を大切にされていたこと、納得です。
本当にうっとりだったんですよ♪
週末のステップもきっとステキなんだろうなぁ。
by konami (2010-11-26 09:42)
konamiさん
おお~、ご本人登場!
コメントありがとうございます。
音色や強弱のコントロールはまだまだ全然だと思いますが、
聴いていただいてありがとうございました!
励ましのメールをいただいたのがとっても嬉しくて
心強かったです。
ときどきショパンの生家の公園の風景を
思い出しつつできるだけ邪念が入らないように演奏したつもりです。
生家の周辺、まさに黄金色の秋の風景でしたよね。
ステップはどうなるのか・・自分でも落ち着きません。笑
by ピアノフォルテ (2010-11-26 14:57)